SSでいろんなキャラをたくさん書いていると、「このキャラは書きやすいな」「このキャラは書きにくいな」というのがあります。
書きやすいキャラだとSSのすすみ具合も早いです。「キャラが勝手に動く」という表現がありますがまさしくそれにあたります。
逆に書きにくいキャラのSSはなかなか書きにくいです。さきほどの表現を使うと「キャラが動いてくれない」という感じです。
どういうキャラが書きやすくて、どういうキャラが書きにくいか?書きやすいキャラは以下のような感じだと思われます。
書きやすいキャラといえば、紐緒・赤井・御田・花椿等、特徴的なキャラを持ったキャラ。
逆を言えば、藤崎・野咲・牧原・紺野というようにごく普通のキャラやあまり設定がないキャラは書きにくいということになります。
あとは書く人の好みで書きやすい人はいるかと思います。
ただ、ゲーム本編の1シーンをなぞるようなSSではこんな問題はまったくありません。
ゲームキャラでオリジナルの動きをさせる場合に問題になります。
まあゲームのSSだから、最初は細かい設定なぞ考えずに「ゲームと同じ設定」としても問題ないのですが、慣れてきて、そのゲームの世界からかなり離れた設定でのSSを書こうとすると、「『ゲームと同じ設定』って何?」ってことになります。
うちで言えば「恵」なんて、「ゲームと同じ設定」なんてことでは絶対に書けません。
いろんな場面でキャラについて考える必要があります。「こういう状況ではこのキャラはどういう行動をとるのか?」なんて、キャラのAIみたいなものを考えないといけません。これは、本編や公式にもないキャラの細かい設定を自分で考えないとできません。
最近のゲームでは、細かい設定も裏で設定されており、公式設定だけでも十分使えるものもあります。ところが、そうじゃないのもあります。1なんかは細かい公式設定はほとんどありません。
ところで、設定が特殊だと「ストーリー内容に適合しない設定」なんてのもあります。
どうするか?2通りあります。
前者が初心者向け、後者は上級者かつひねくれものが採用しやすいです(笑)まあ、後者をとる時点でもうオリジナルなキャラと同等の作り込みが必要になるとは思いますけどね。
私は基本的に後者です(笑)本編にある設定はなるべく尊重する。サブスト、ドラマ、CDドラマ、設定集とかに書いてあるような設定はほとんど無視(だって知らないから)
私の場合、色々設定を考えるのも楽しいのでやりますが、やらなくても問題はありません。各人それぞれのやりやすい設定で書けば書きやすくなるのではと思います。
今回の話に関連することが「ライトノベル作法研究所」の 「キャラクターではなく「人」を描こう」 に書いてあるのを見つけましたので、参考までに紹介しておきます。
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