ときめきメモリアル1&2 地獄の超短編32連発
ゲームだよ!全員集合!
Written by B

第1章 パソコンゲーム編
 
No.1 レイ with 「ウルティマオンライン」
 
レイ「『だれか、私と一緒にパーティを組みましょ♪』
メイ「お兄さま?」
レイ「『え?私?えへへ、ピッチピチの女子高生なの♪』
メイ「えっ……」
レイ「『今度も一緒に怪物を退治しましょうね、ダーリン♪』っと……あっ」
メイ「……」
レイ「いや、あの、その、これはだな……」
メイ「うわぁぁぁ!お姉さまがお兄さまで、お兄さまがお母さまで、咲之進がお姉さまなのだぁ!
 

No.2 沙希 with 「高校野球道」
 
沙希 「みんあ、がんばって甲子園に行こうね。ファイト!」
みのり「先輩、画面に向かって応援しても……」
沙希 「なに疲れているの?それじゃあ甲子園行けないわよ、頑張って♪」
みのり「先輩、選手が練習のしすぎで怪我ばかりしているんですけど……」
沙希 「すこしの怪我ぐらい根性よ!根性!」
みのり「根性ではどうにもならないような気が……」
 
沙希 「あっ、君には期待しているのよ。私を甲子園に連れてってね♪」
みのり「先輩!エディット選手に『虹野 沙希』って名前付けるのはやっぱりおかしいです!
沙希 「だって、私も甲子園でプレーしたいから……
みのり「だめだこりゃ……」


No.3 ゆかり with 「A列車で行こう」

夕子 「信じられない〜、ゆかりが
『A列車で行こう』が好きなんて」
ゆかり「そうですか?私がどんなゲームをやると思っていたのですか?」
夕子 「そうねぇ、花札とかトランプとかいわゆるテーブルゲームをやるのかなって」
ゆかり「そうですね。でも、花札や百人一首はお母様とやりますから」
夕子 「そういえばそうね」
夕子 (ゆかりにでも言えないね、スクリーンセーバーをぼ〜っと見て楽しんでそうなんて……)
 
ゆかり「でもこのゲームは面白いですね〜」
夕子 「どこがいいの?」
ゆかり「そうですね〜。駅の近くの土地を買い占めたりとか〜
夕子 「えっ?」
ゆかり「ビルを買って、高くなったら売り飛ばすとか〜
夕子 「い、いまなんて……」
ゆかり「駅の周りをみんな自分の物件にするのが楽しいんですよ〜
夕子 (ゆ、ゆかりにも親の血がながれているのね……


第2章 TVゲーム編
 
No.4 美帆 with ?
 
美帆「あら、妖精さん、こんにちは♪」
美帆「妖精さん。がんばってくださいね♪」
美帆「あ、妖精さん。死んじゃった……ごめんなさいね」
美帆「妖精さん。よくがんばりましたね♪」
真帆「ええっ!姉さん、もう『ピクミン』クリアしたの!
美帆「真帆ちゃん。この妖精さんかわいいですね♪」
真帆「私より早くクリアしたなんて……


No.5 見晴 with 「ときめきメモリアル Girl's Side」
 
見晴「ねえ、愛ちゃん」
愛 「何?見晴ちゃん」
見晴「この男の子のハートを射止めたいんだけでど『体当たり』ってコマンドがないの……
愛 「え?」
見晴「どうしよう〜。恥ずかしくて声がかけられないよ〜」
愛 「私より内気かも……


No.6 匠 with 「ときめきメモリアル3」
 
公二「匠、『ときメモ3』やっているんだって?」
匠 「ああ、このゲームって僕向きなんだよ」
公二「どうして?」
匠 「女の子のデータは女の子から直接聞くんだろ?」
公二「確かそうらしいな」
匠 「それだったら、僕の得意中の得意な分野さ!
公二「なるほどね……」
 
匠 「いやあ、日頃の趣味がこんなところで活かされるとは……」
公二「でも、今度は男からは聞かなくなったんだろ?もはや情報屋は必要価値がないってことだな
匠 「うっ……」


第3章 レトロゲーム編
 
No.7 結奈 with ?
 
公 「おい好雄。紐緒さん、科学部室でなにやっているんだ?」
好雄「ああ、おれがゲームを貸したんだ。今、必死でやってるよ」
公 「信じられないな。紐緒さんなら『天才はこんなのやる暇はないのよ』とかいいそうだが」
好雄「そうだな」
公 「やるにしても、プログラムいじって簡単にクリアしそうだが」
好雄「だから言ったのさ『閣下はそんなことでしかクリアできないんじゃないの?』って」
公 「なるほどね……」
好雄「紐緒さん。自分のプライドにかけて自力でやってるよ」
 
結奈「……ふぅ、終わったわ」
好雄「えっ?」
結奈「このゲーム、初めてやったけど、なかなかおもしろいわね」
公 「ふ〜ん……」
結奈「でも私は1プレーでクリアしたわ。
好雄「うそ……」
結奈「まあ、頭の準備運動にはなったかしら。明日ゲームは返すわ。じゃあ、実験があるからこれで」
好雄「1プレーでクリア……」
公 「どうした好雄?1プレーでクリアがそんなにすごいのか?」
好雄「(呆然自失)」
公 「お前、紐緒さんに何をやらせたんだ?」
好雄「『ドルアーガの塔』……」
公 「(呆然自失)」


No.8 純一郎 with ?
 
純一郎「はぁ……やっとクリアだ……」
匠  「おぉ!すごいぞ!」
純一郎「これでエンディングか……」
匠  「いよいよ、お姫様の登場か……」
純一郎「え?お姫様?……!!!……う、うぉぉぉぉぉぉ!
匠  (『スーパーマリオブラザーズ』のピーチ姫で赤面するか?


第4章 ゲーム周辺編
 
No.9 未緒 with ファンタジーRPG
 
沙希「未緒ちゃんて、RPGが好きなのね」
未緒「はい、特に中世ヨーロッパが舞台なのが好きなんです」
沙希「未緒ちゃんらしいわね」
未緒「え、そうですか?」
沙希「うん、だって未緒ちゃん、文学が好きでしょ?だから、こういうのが好きかなと思って」
未緒「はい、ゲームからいろいろなイメージが沸き上がってくるんです」
沙希「例えばどんなシーンから?」
未緒「そうですね。黒魔術のシーンや、魔女狩りのシーンとか……
沙希「!!!」


No.10 詩織 with RPG、シミュレーション、アドベンチャーetc...
 
好雄「最近のゲームの登場人物の設定は細かいよな」
公 「そうだね」
詩織「ほんと、そうね」
好雄「年齢、身長にスリーサイズは当然だからな!俺の手帳にも書き切れないよ」
公 「そ、そうだね……」
詩織「さ、早乙女君らしいわね……」
 
好雄「ご丁寧に誕生日も決まっているんだな!
公 「!!!」
詩織「……」
好雄「キャラクターのファンのHPだと、お誕生日にはお祝い企画があるんだよな
公 「この馬鹿……」
詩織「くすん……」
 
好雄「俺たちもそうなのかな?……って、痛!公、何するんだ!」
公 「てめぇ。俺の詩織を泣かせやがって!」
詩織「くすん、くすん……」
好雄「え?俺が何か言ったか?」
公 「てめぇ、よく考えろ!」
 
詩織「どうせ……どうせ私の誕生日は決まってないですよ……
好雄「あ……」
詩織「誰も私の誕生日を祝ってくれないのよ……くすん
好雄「ご、ごめん、詩織ちゃん……」
詩織「どうせ、私なんか……私なんか……」
 
公 「詩織。俺も誕生日が決まってないよ
詩織「えっ……」
公 「詩織は俺と誕生日が一緒。それでいいじゃないか
詩織「公、ありがとう……」
公 「詩織……」
好雄(こいつら、誕生日が一緒のつもりだけど、それだってデフォルトでは決まってないぞ?


No.11 望 with ?
 
彩子「意外ねぇ〜、望がゲームが得意だなんて」
望 「まあね、指を鍛えておくのも、運動の一つだからね」
彩子「望はどんなジャンルが得意なの?」
望 「やっぱり、アクションゲームかな。シューティングも結構得意かも」
 
彩子「じゃあ、これは?」
望 「あ、そ、それは……」
彩子「『Kanon』『To Heart』『シスタープリンセス』……恋愛ゲームが多いわね〜
望 「いや、あの、その……」
 
彩子「望、これはどういうこと?」
望 「いや、男の子って、どういう女の子が好みかなって思って……」
彩子「望らしいわね〜」
望 「私もああいう女の子になれたらいいなって思って、つい買ってしまうの……
彩子「ふ〜ん、ああいう女の子を彼女にしたらいいなって思って買ったんじゃなかったの?
望 「あ、彩子の馬鹿!そんなわけないだろ……って、あ、いや、その……」
彩子(そんな事するから、学校で女好きって疑われるのよ


第5章 ゲームごった煮編
 
No.12 雪之丞 with ?
 
雪之丞「ああ、この殿方の筋肉は素晴らしい!
雪之丞「ああ、この殿方もとても凛々しいお姿……
雪之丞「私にはもったいない男ばかり……どうしましょう……
レイ 「外井。ゲームの画面見てなにウットリしているのだ?」
雪之丞「レイ様。わかりませんか?この殿方の魅力を?ああ、どれにしましょう……」
レイ 「恋愛ゲームじゃないよな?……『三国志』って?


No.13 愛 with ?
 
愛 「こんな可愛いの撃つなんてかわいそう……
詩織「あのね……」
愛 「ああ!こんなにキュートなの殺すなんて、ひどい……
詩織「メグ……」
愛 「詩織ちゃんって残虐……
詩織「『バイオハザード3』のモンスターのどこが可愛いのよ!
愛 「だってぇ……」


No.14 華澄 with 「クレイジータクシー」
 
光 「うわぁ〜、華澄おねえちゃん、うまい!」
華澄「まあねぇ〜♪」
光 「ねぇねぇ、これやったことあるの?」
華澄「ううん。初めて、まあ才能かしら?」
 
舞佳「え?華澄、いつも一般道でやってるじゃない?さっきの画面での運転そっくりに……うっ」
華澄「ねぇ……言って良いことと悪いことがあるのよ」
舞佳「は、はい、すいません……」
光 (華澄おねえちゃんの車に乗るのやめよう……


No.15 魅羅 with 「ダービースタリオン」
 
親衛隊「鏡さん、この前進呈した『ダービースタリオン』やりましたでしょうか?」
魅羅 「もちろんですわよ。なかなかおもしろいですのよ!」
親衛隊「それは感激です!で、どういう配合をしているのでしょうか?」
魅羅 「おほほほ!わたくしには高貴な馬がお似合いですのよ!
 
親衛隊「と、いいますと?」
魅羅 「もちろん、ブライアンタイムズ、サンデーサイレンス、トニービンなんか日常茶飯事ですのよ!
親衛隊「おおっ!さすが鏡さん!」
魅羅 「ま、わたくしにはこのぐらいの血統でなければ釣り合わないでしょ。ね、みんな?」
親衛隊「はい、鏡さん!」
魅羅 (はあっ……言えないわよ。ついいつもの癖でお金を倹約してしまうなんて
魅羅 (おまけに種付けはマチカネイワシミズばっかりだってこと……とても言えないわよ)


No.16 楓子 with ?
 
楓子 「花桜梨さん」
花桜梨「あら、どうしたの?」
楓子 「花桜梨さん、魚が好きでしょ?」
花桜梨「まあ、好きだけど……」
楓子 「じゃあ、この前買ったかわいいお魚さんのゲームを貸してあげるね♪
花桜梨「かわいいお魚さん?」
楓子 「はい!これ!」
花桜梨「え?」
楓子 「今度感想聞かせて!じゃあ!」
花桜梨「じゃあ……ところでこの『シーマン』ってかわいいのかしら?


No.17 爆烈山 with 「信長の野望」
 
ほむら「和美ちゃん!部下になにも指示をださないのかよ!」
爆烈山「私の政策モットーは『自由』!農業に治水に兵役に大いに頑張りたまえ!
ほむら「だから、指示ださないと動かないって……あっ、一向一揆だ!」
爆烈山「うむ。元気があってよろしい!
ほむら「よくないって……あっ、敵が攻めてきた!」
爆烈山「来るものは拒わぬ!私はどんな者でも歓迎するぞ!
ほむら「だから、だめだって……あっ、家臣が敵に寝返った!」
爆烈山「うむ。社会へ旅立つのだな!頑張るのじゃよ!
ほむら「大丈夫かこの高校……」


第6章 TVじゃないゲーム編

No.18 美幸 with 「人生ゲーム」

 
美幸「え〜と『車に轢かれて1回休み』ってはにゃ〜」
美帆「またですか、美幸ちゃん」
美幸「うん。さっきは『鉄骨が上から振ってきて治療費100ドル払う』だったし」
美帆(美幸ちゃん、ゲームも現実と同じ……)
美幸「美幸、ゲームでも不幸なんだ……」
 
美帆「そ、そんなことないよ。きっといいことがあるよ」
美幸「うん!頑張る!え〜と、6だから……!!!」
美帆「どうしたの?」
美幸「うわ〜ん!どうしよう!」
美帆「え?」
美幸「『給料日』だって!お金貰えるんだよ〜。どうしよう〜
美帆「いいじゃない。それで」
美幸「ううん。お金もらえるなんて、きっと次の番で美幸死んじゃうんだよ〜。うわ〜ん!」
美帆(『給料日』のマスは強制的に止まるマスなんだけど……それに途中で死なないし


No.19 花桜梨 with ?
 
花桜梨「……」
公二 「どうしたんだい、花桜梨さん!また去年の花桜梨さんに戻っているじゃないか!」
花桜梨「裏切られた……
公二 「え?」
花桜梨「あの人が欲しいっていうからあげたの。でもあの人それで私からお金を巻き上げるのよ!
 
公二 「なんだって!花桜梨さん、脅かされたの!」
花桜梨「違うの、知らず知らずにお金を奪っていくのよ!」
公二 「なんて野郎だ……」
花桜梨「あの人、お金に困っていたから、助けようとおもってあげたのに……」
公二 「恩知らずだな……」
 
花桜梨「そうでしょ!ニューヨーク通りが欲しいって言うから売ったら、いきなりオレンジにホテルを建てたのよ!
公二 「はぁ?」
花桜梨「そして、そのホテルで私が破産したのよ!……ひどいでしょ?
公二 「……」
花桜梨「もう、誰も信じられない……
公二 (誰だ!花桜梨さんを『モノポリー』に誘ったのは?


第7章 ゲームセンター編
 
No.20 ほむら in ゲームセンター
 
茜  「ねぇ、ほむら」
ほむら「なんだい?」
茜  「なんで、ゲーセンに行くとき、いつもその帽子をかぶるの?」
ほむら「えっ、ゲーセンの名人なら誰でもかぶるだろ?
茜  (今ごろ誰もいないよ、インベーダーキャップなんてかぶっているの


No.21 琴子 in ゲームセンター
 
琴子「なんでハイスコアには英文字ばかりなの!日本人ならひらがなよ、ひらがな!
光 「琴子〜、なにも大声ださなくても……」
琴子「それになに?あのエレキとか、ドラムのゲームは!日本人なら、三味線に和太鼓よ!
光 (あの〜、一応、和太鼓ならあるんだけど……)
琴子「だいたい『ゲームセンター』ってなによ!日本には『遊技場』って由緒正しい言葉があるのよ!
光 (琴子。なにしにゲーセンに来たんだろう?)
琴子「本当にここは漢字すらないのね、まったく……あっ、ここは漢字が多くていいわね!
光 「こ、琴子、そ、そこは脱衣麻雀コーナー……」


No.22 彩子 in ゲームセンター
 
望 「彩子!UFOキャッチャーのガラスを全部割ってなにしているの!
彩子「このオブジェの配置が気に入らないから直しているのよ♪
望 「オブジェって……」
彩子「ここのは芸術性が無いのよ!私が芸術的なオブジェの配置を教えてあげるわ♪
望 (あ〜あ、店員も呆れてるよ……)
 
彩子「ふぅ、終わったわ♪望、帰るわよ!」
望 「わかったけど、なんで人形をたくさん持ってるんだ?
彩子「これ?オブジェの配置のギャラよ。私の芸術はタダじゃないのよ♪
望 (本当は、これが目的じゃあ……)


No.23 咲之進 in ゲームセンター
 
メイ 「さすが、咲之進。ガンシューティングは完璧なのだ!」
咲之進「いえいえ、たいしたことございません、メイ様」
 
メイ 「しかし、このゲームは一般人が多いので間違って撃ってはいけないのだ」
咲之進「そうです、例えばあの一般人などを……!!!」
メイ 「どうした、咲之進?」
咲之進「あ、あの一般人はなんて美しい……
メイ 「な、何をみているのだ!敵を撃つのだ!」
咲之進「はっ!そんな目で見つめないでください!
メイ 「画面の一般人を見て、うっとりするでないのだ!」
咲之進「はぁ、ついつい、彼に目が行ってしまう……
メイ 「やられてしまったのだ……」
 
咲之進「はっ、いつの間に!メイ様、もう1回やりましょう!」
メイ 「それって……」
咲之進「はあ、あの一般人にもう1回逢いたい……
メイ 「はぁ、ついていけないのだ……」


No.24 すみれ in ゲームセンター
 
光  「へぇ、すみれちゃん、ダンスゲーム初めてなのにすごく上手!」
すみれ「はい、体を動かすのが取り柄ですから」
 
光  「すみれちゃん、次はどれで遊ぶ?」
すみれ「じゃあ、一緒にプリクラを撮りましょう」
光  「うん、了解了解!」
光  「あれ?すみれちゃん、何しているの?」
すみれ「はい、プリクラが張ってあるボードにちょっと……」
光  「そこに、プリクラに何書いて張ってるの?」
すみれ「はい、タケヒロサーカスの宣伝を書こうと思って……
 
光  「えっ、もっと大きな紙にかけばいいのに……」
すみれ「でも、経営難で宣伝費が足りないので、行く先々のゲーセンでこうして宣伝しているんです……
光  (か、かわいそう……でも、宣伝効果が少なすぎる……


No.25 舞佳 in ゲームセンター
 
華澄「舞佳、ここのゲームセンターでもバイトしているの?」
舞佳「そうよ。ここも結構お金がいいのよん♪」
 
華澄「そういえば、なんでプリクラの多いゲームセンターばかりバイトしているの?
舞佳「どこでも、プリクラがたくさん張ってあるでしょ?」
華澄「まあ、そうね」
舞佳「あれに、幽霊とか写ってないかな〜って思って」
華澄「えっ?」
舞佳「それをマニアに売ると、結構いいお金になるのよ〜!
 
華澄「そ、そんなので儲かるの?」
舞佳「ええ、先月は11枚見つけて、5万円稼いだかな?
華澄「お、おそるべし……」


第8章 禁断の愛3連発+1
 
No.26 真帆 with アレ1
 
美帆「真帆ちゃん、入りますよ……」
真帆「……」
美帆「真帆ちゃん、またゲームですか?」
真帆「……」
 
美帆「どうしたんですか?」
真帆「姉さん、恋愛に血の繋がりって関係ないよね?
美帆「えっ?」
真帆「愛があれば、タブーなんて関係ないよね?
美帆「真帆ちゃん、なんか変ですよ?」
 
真帆「姉さん……」
美帆「真帆ちゃん、そ、そんな色っぽい目で見つめないで……」
真帆「姉さん、私だけを見て……
美帆(だめ、視線がはずせない……)
真帆「姉さん、私、姉さんの事が……
美帆(こ、これ以上近づいたら理性が……)
真帆「姉さん……」
美帆「真帆ちゃん……」
 
美幸「ねぇ〜、真帆ぴょん。この前貸した『シスタープリンセス』ってどうだった……!!!」
真帆「あ……」
美帆「あ……」
美幸「美帆ぴょんと真帆ぴょんがキ、キ、キ……はにゃぁぁぁぁぁぁ〜!
美帆「み、美幸ちゃん!」
美幸「鬼畜な友達をもって、美幸はやっぱり不幸だ……はにゃはにゃはにゃはにゃはにゃはにゃはにゃ……
真帆「手遅れね……
美帆「あなたのせいです!


No.27 茜 with アレ2
 
薫「茜、入るぞ」
茜「……」
 
薫「どうした、茜?」
茜「お兄ちゃん、恋愛に血の繋がりって関係ないよね?
薫「はぁ?」
茜「兄妹でも、愛があれば大丈夫だよね?
薫「な、なに言っているんだ?」
 
茜「お兄ちゃん……」
薫「やめろ!そんな色っぽい目で見つめるな!」
茜「あにぃ……
薫(言い方が変わっているぞ、茜……)
茜「あにぃ、ボク、ずっと、ずっとまえから……
薫「や、やめろ……り、理性が……」
茜「ボク、あにぃの事が好……
 
ほむら「お〜い、白雪から『シスタープリンセス』ってゲーム借りたそうだけど、どんなゲームだ……!!!」
茜  「あ……」
ほむら「お、おまえ、兄貴とそんな関係だったんだ……」
茜  「え、いや、あの……」
ほむら「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉ……
茜  「穂刈くんみたい……」
薫  (そういう問題じゃないだろ……)


No.28 メイ with アレ3
 
レイ「メイ、なんかゲームにはまっているらしいが、何にはまっているんだ?」
メイ「……」
 
レイ「どうした?メイ?」
メイ「お兄さま、恋愛に血の繋がりって関係ないよね?
レイ「はぁ?」
メイ「恋人がお兄さまでもおかしくないよね?
レイ「どうした、頬を赤らめてどうした?」
 
メイ「お兄さま……」
レイ(さ、そんな色っぽい目で迫ってこないでくれ……)
メイ「メイは、メイはずっとお兄さまのことが……
レイ「メイ……」
メイ「メイは、お兄さまの気持ちが知りたいのだ……
レイ「メイ、実は私……」
 
咲之進「メイ様〜、メイ様の『シスタープリンセス』ってゲームCDがテーブルに置きっぱなし……」
メイ 「あ……」
レイ 「あ……」
咲之進「ああ……メイ様がとうとう鬼畜道に……ああああああああ
メイ 「咲之進、だ、大丈夫なのか?」
レイ (よかった……『実は私、女なの』っていったら、メイ、暴走していたかも……


No.29 光 with ?
 
公二「なんか、最近『シスタープリンセス』のせいで、禁断の愛が流行しているそうだが……」
公二「まさか、光もなんてことないよな……でも、兄はいないから大丈夫か……」
 
光 「お兄ちゃん……
公二「うわぁ!」
光 「ねぇ、お兄ちゃん……」
公二「お兄ちゃんって……俺?」
光 「そうだよ。血は繋がってないけど……
公二(光もとうとう……)
 
光 「でも明日……私のお母さんとお兄ちゃんのお父さん……再婚するんだよね
公二「えっ?」
公二(ちょ、ちょっと待て、こんな展開は俺、知らないぞ!)
光 「このままだと、本当に兄妹になっちゃうよ……
公二(光の父も、俺の母さんも健在だぞ?
 
光 「やだよ!本当の兄妹になんてなりたくないよ!
公二「光……」
光 「だって……兄妹になったら恋人になれないから……
公二「えっ?」
光 「お兄ちゃん……私、出会ったときからお兄ちゃんのことが好きなの
公二「!!!」
 
光 「今晩……私達が本当の兄妹になる前に……私の想いを受け取ってください
公二(駄目だ……もう俺の気持ちが押さえ切れない……)
 
光 「じゃあ、今晩……待ってるから……」
公二「今晩なんて待てないよ……」
光 「えっ?」
公二「俺も……ずっと光のことが好きだ
光 「!!!」
公二「俺の想い……受け取ってくれるよな?」
光 「お兄ちゃん……」
公二「じゃあ、行こうか……」
光 「うん……」
 
華澄「やっと2人とも素直になったわね……」
琴子「なんか、どさくさにまぎれて本心を打ち明けたみたいね」
華澄「まあ、もう少ししたら、感情移入無しで告白するはずよ」
琴子「でも2人、公二君の家に入っちゃったわよ!」
華澄「2人とも目が本気ね……本当にするつもりね」
琴子「ま、まあ、こ、これで一件落着かしら……」
 
華澄「ところで水無月さん」
琴子「なんですか麻生先生?」
華澄「あなた、光に何をやらせたの?」
琴子「『同級生2』をやらせたのよ。光、見事にヒロインと同化したみたいね……
華澄「さすがね……」


第9章 好雄と夕子とシスプリと
 
No.30 優美 with アレ4
 
好雄「お〜い、夕子からゲーム借りたみたいだけど、どんなゲームだ?」
優美「……」
 
好雄「優美?どうした?」
優美「お兄ちゃん、恋愛に血の繋がりって関係ないよね?
好雄「はぁ?」
優美「好きな人が兄妹でも、愛の力でなんとかなるよね?
好雄「お、おまえ、何言っているんだ?」
 
優美「お兄ちゃん……」
好雄「ば、馬鹿!そんな色っぽい目で見つめられたら、俺……」
優美「いいよ……お兄ちゃんなら
好雄「おい、優美!」
優美「優美ね……ずっとお兄ちゃんの事が好……
好雄「ば、馬鹿!辞めろ!」
優美「優美、もう我慢できない!
好雄「うわぁ!……」
 
夕子「ねぇ、優美ちゃん。この前のゲームは……あ」
好雄「あ……」
夕子「ヨッシーと優美ちゃんが抱き合って……」
好雄「あ、これは、その……」
夕子「このぉ……ヨ、ヨッシーのウル馬鹿!鬼畜!
好雄「ぐわぁぁ!」
 
優美「夕子お姉ちゃん!お兄ちゃんは悪くないの!実は……で、つい……の気持ちになっちゃって……
夕子「え、あ、そうなの?ごめんねヨッシー……」
好雄「た、頼むから、優美に『シスタープリンセス』なんてやらせるなよ……シャレにならん……
夕子「いや、その……はははは」


No.31 好雄 with アレ番外編
 
好雄「うひひひひひ……」
夕子「あ〜あ、ヨッシーったら私の『シスタープリンセス』にはまっちゃって、かまってくれなくなっちゃった」
優美「男ってああいうのが好きなんですかね?」
 
夕子「はあ〜っ、近くにこんなに可愛い娘がいるのに……」
優美「妹だって、可愛い実在の妹がいるのに……」
夕子「あんたはまずいって、血縁の妹だから……」
優美「じゃあ、非血縁ならいいんですか?」
夕子「そういうわけじゃあ……!!!」
優美「夕子お姉ちゃんどこへ行くの!……あ、お兄ちゃんの部屋……」
 
夕子「ねぇ、ヨッシー」
好雄「なんだ?せっかくいいところなのに……」
夕子「そんなに非血縁の妹がいいの?
好雄「ああ!もちろんだ!非血縁の妹は男の浪漫だ!
夕子(そこまで自信もって言わなくても……
 
夕子「ねえ、ヨッシーの誕生日は4月だよね?」
好雄「ああ、で、夕子が10月だよな?」
夕子「ということは、私が年下だよね?
好雄「ああ、そうだな……」
夕子「ねぇ……私が非血縁の妹じゃ……ダメ?
 
好雄「夕子……ごくっ」
夕子「ヨッシー……」
好雄「うぉぉぉぉ!非血縁の妹は男の浪漫だ!
夕子「きゃぁぁぁぁぁぁ!
 
優美「あ、なんかお兄ちゃんの部屋で言葉にできないことが起こってそうだけど……まあいいか!
優美(夕子お姉ちゃん、本当に優美のお姉ちゃんになりそうだから、今度から夕子姉チャマって呼ぼうっと!


No.32 夕子 with ?
 
好雄「夕子、最近のおすすめのゲーム教えてくれないか?」
夕子「『シスタープリンセス』……」
好雄「そ、それはもういい…………夕子、この前は悪かった……」
夕子「もういいよ……だってヨッシーが責任とってくれるから♪
 
好雄「ああ、責任はとる……だから教えてくれ、頼む!」
夕子「うん!そうだな〜、『ドンキーコング』なんてどう?」
好雄「えっ?」
夕子「あとは、『パックマン』とか『ギャラガ』とか『ゼビウス』とか」
好雄「か、格闘ゲームとか、パズルとかは?」
夕子「格闘ゲームなら『イーアルカンフー』、パズルなら『ロードランナー』だな」
 
好雄「それって、古いゲームばっかりじゃないか!
夕子「えっ、でもこれが一番のお勧めよ」
好雄「どうして?」
夕子「だって、私古いゲームが好きなんだもん♪
好雄「最先端なものが好きな夕子にしては意外だな」
夕子「だって〜裏技とか隠しキャラとか必勝本とかな〜んにも考えずにプレーできるから、大好き♪
好雄「納得……」

こっちもなが〜い後書き 兼 解説
 
こんな長い、駄文集を読んでいただきありがとうございます。
 
ふと、あるネタが思いついて「せっかくだから全キャラ書いてみよう」と思ったのが運の尽き
32連発というとんでもないものになってしまいました。
 
本当はショートコントのつもりでしたが、そうでないのが増えたので短編集としました。
 
一応、ネタの超簡単なゲームの解説です。すいませんメーカー名は書き切れないのではずしました。
興味があるかたは、ネットで検索してください。これらのゲームはすぐに見つかります

No.1 「ウルティマオンライン」は現在ネットゲームの王者です。架空世界でなんでもできるのが最大の魅力です。
No.2 「高校野球道」は高校野球の監督シミュレーションゲームです。ちなみに「虹野 沙希」という名前の選手もマネージャーも作成可能です。
No.3 「A列車で行こう」鉄道路線の作成をメインに町づくりをしていく、開発ゲームの老舗です。でも、初期はパズルゲーム風なのだが。

No.4 そもそも、このネタが思いついたのが全ての始まりです。ちなみにピクミンは妖精さんではありません(よね?)
No.5,6 わたしのときメモ情報はいいかげんです。これで正しいのでしょうか?

No.7 「ドルアーガの塔」アクションゲームの名作です。各階の謎を解いて宝物を集めてモンスターを倒すゲームですが、この謎ときが難しく、本文の紐緒嬢のことができるひとはたぶんこの世にいません。
No.8 「スーパーマリオブラザーズ」これは有名ですね。あのころドット絵で萌える人っていたんだろうな。

No.9 如月嬢のネタで特定のゲーム名が思いつきませんでした。m(_ _)m
No.10 このネタは定番かな?でも、せっかくなので書きました。
No.11 清川嬢のネタはこんなのしか思いつきませんでした。しかし、PSでの恋愛ゲームが意外になかなか思い浮かばない……

No.12,13 意外と早くこれらのネタは思いつきました。しかし、こんな見方をするひとがいるのか?
No.14 定番ネタですね。「クレイジータクシー」滅茶苦茶な乗り方で客を運ぶDCゲームの人気ゲームです。
No.15 「ダービースタリオン」これも有名、競争馬育成シミュレーションですね。ちなみにマチカネイワシミズの種付け料は0円、タダです。その前の3馬は確か億単位の価格だったような……
No.16 「シーマン」ジャンルはなんだろう?最近また続編がでましたね。
No.17 「信長の野望」ご存知歴史シミュレーションの古典、本当に日本人って戦国時代が大好きだな。

No.18 「人生ゲーム」ボードゲームの歴史的名作です。ちなみに本文での不幸なマス目は現実のゲームにはありません。「給料日」は当然ありますよ。
No.19 「モノポリー」これもボードゲームの歴史的名作ですね。このゲームは人間性が出てしまうゲームと言われています。

No.20 元ネタは知る人ぞ知るゲームマンガ「ゲームセンターあらし」です。赤井嬢にインベーダーキャップ。似合いそうだな〜。
No.21 定番ネタですね。定番だからこそかえって書きにくかった。
No.22,23,24,25 う〜ん、思いつくままに書いてしまった。わかってくれるだろうか?

No.26,27,28 以前これを公開していたサイトのBBSで似たようなネタを書きました。それが元ネタです。今回はそれを長くしました。そのBBSでは非血縁の愛だったのですが、こっちでは血縁の愛になってます(-o-;)
No.29 「同級生2」ときメモと同時期に発売されている、ギャルゲーの歴史的名作です。非血縁妹道のバイブルの一つかも?。このヒロイン鳴沢 唯嬢は、陽ノ下嬢とキャラが似ています。陽ノ下嬢属性の人はこっちのヒロインにもはまると思います。

No.30 これもまえ公開していたサイトのBBSでのネタが元です。
No.31 勢いで書いてしまった……。しかし無理矢理だな……。ちなみに、最後はどうなったかは秘密です。
No.32 最初の4行は本題と関係ないのですが、いれました。ちなみに何の責任をどうとったのかは秘密です。
 
(再公開にあたって、これに限っては修正する気力が萎えてしまいました)

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