会場:ルーテシア・パーク
天気:晴
湿度:41%
主審:ヨハン・ヤンセン
プレーオフ決勝
Woody BELL'Z at the Legendary Incline
(1st Stage優勝・総合1位)
2−0
1−0
春日スプリングサンズ
(総合2位)
前半13分 【Woody BELL'Z】 穂刈 純一郎
前半38分 【Woody BELL'Z】 鞠川 奈津江 (穂刈 純一郎)
後半44分 【Woody BELL'Z】 穂刈 純一郎
警告 前半ロスタイム 【Woody BELL'Z】 清川 望 (1)
警告 後半26分 【スプリングサンズ】 早乙女 優美 (1)
シュート 支配率 時間 支配率 シュート
20 20 19 11 51 15 49 63
11 42 30 58 70
 20 7 20 45 45 55 63 43 63
48 15 52 12 12 12
11 20 49 30 51 30 12 70 12 30
20 20 51 45 49 37 70 10 12
前後半 前半 前半 前後半
13 9 シュート 5 17
5 4 内枠内シュート 2 3
0 0 PK 0 0
8 5 フリーキック 7 17
1 0 CK 2 4
17 7 ファウル 5 8
1 1 (内オフサイド) 0 0
先発選手
   No  
90 藤沢 夏海 12 GK 6
90 神条 芹華 6 DF 7
90 1 鞠川 奈津江 2 7.5
90 清川 望 3 6
90 九段下 舞佳 9 MF 6
90 早乙女 優美 8 FW 6
90 八重 花桜梨 13 6.5
90 3 藤崎 詩織 11 MF 6.5
90 1 陽ノ下 光 7 6
90 1 神戸 留美 19 6
90 7 穂刈 純一郎 20 FW 7
  No   
5.5 GK 77 寿 美幸 90
6 DF 1 一文字 茜 90
6 37 水無月 琴子 1 90
5.5 30 早乙女 優美 2 90
6 17 朝日奈 夕子 51
6 MF 14 和泉 穂多琉 80
6 43 野咲 すみれ 1 90
6 81 渡井 かずみ 90
6 70 宗像 尚美 3 90
6 12 陽ノ下 光 6 90
5.5 FW 63 神戸 留美 3 61
交代選手
   No  
0 橘 恵美
 (↑早乙女 優美)
24 MF -
  No   
6 DF 7 赤井 ほむら
 (↑朝日奈 夕子)
39
5.5 MF 10 藤崎 詩織
 (↑神戸 留美)
1 29
- DF 36 秋穂 みのり
 (↑和泉 穂多琉)
10

試合経過
試合前
(Woody BELL'Z)
堅守と、「攻撃は最大の守備」とばかりに攻める姿勢を崩さない攻撃陣。
勝負強い攻撃よりも守備で勝ってきたチームといえるかもしれない。

GKの藤沢、DFの神条・鞠川・清川は鉄壁不動の守備陣。
2nd Stage終盤ではDFラインを変えてきたが、決勝では元の陣形に戻した。
他に比べてあまり目立っていない中盤。このチームの数少ない弱点はここか。
今回はボランチに本来FWの早乙女を起用するしてきた。本番でもここでの起用はないだけに不安要素も。
オフェンシブには藤崎とFWの八重。
特に八重は爆発しないタイプ(主力で唯一評価点7点台を取っていない)だけに、どれだけ安定したプレーができるかがポイントか。
FWは3トップで攻撃的に行く。
中心は得点王の穂刈が陣取り、ゴールをねらう。
実はほとんど得点がない両ウィングもこのチームの弱点か。
右はシーズン中でもFW起用されていた陽ノ下だが、左は今回はMFの神戸を起用。

早乙女と神戸。二つの「奇策」が吉とでるか凶と出るか。


(スプリングサンズ)
スタメンはまったく変更なし。
準決勝の勢いをそのまま決勝に持ってきた。
前半
序盤はスプリングサンズが少し押し気味。何度もペナルティエリアに入るシーンがあるが、フィニッシュまでたどり着けない。
そのうちに徐々にWoody BELL'Zの攻撃も目立ちはじめ、13分に穂刈が強烈なミドルシュートを放つ。これをGKがパンチングで右サイドに逃れるが、そこから先制点が生まれる。
13分 Woody BELL'Z 左からのスローイン。清川がゴロでセンタリング。味方の神戸がスルーしたボールを水無月がスライディングでクリアしようとするが、うまく当たらず右サイドに。そこにフリーになった穂刈が詰め、ゴール右にけり込む。
先制されるもスプリングサンズの攻撃が目立つ。特に陽ノ下は2,3度ペナルティエリアに進入したが、そこでクリアされてしまう。また神戸も目の前がGKだけという状況を作るが後ろからDFが追いつきシュートまでには至らない。
そうしていくうちにWoody BELL'Zのペースになっていく。
30分すぎからはWoody BELL'Zの猛攻が続く。そして追加点が生まれる。
38分 Woody BELL'Z 左からのCKは右サイドの穂刈へ。これは朝日奈と水無月がカバーをして、うまく合わさせなかった。しかし、穂刈が胸トラップの形でこぼれたボールを鞠川が詰め、足を振り上げて、ゴール右隅にけり込む。
ロスタイム Woody BELL'Z 自陣左で陽ノ下のドリブルを清川が倒してイエロー
終了直前はスプリングサンズが猛攻を見せるが得点は入らず、前半終了
後半
6分 スプリングサンズ 早乙女が左サイドに回り、赤井が右サイドに入る。
開始からスプリングサンズがとばす、中盤でボールを広い、何度も前線へボールを飛ばす。陽ノ下がペナルティエリア付近で目の前がGKだけの状況で何度もシュートを放つが、枠に入らない。
16分 スプリングサンズ 宗像がFWの位置に上がり、藤崎がトップ下に入る。
17分 スプリングサンズ 自陣ペナルティエリア内で早乙女が陽ノ下に倒され担架で外へ。
18分 スプリングサンズ 早乙女が復帰、怪我はない模様。
スプリングサンズがなおも攻める。26分には左からのスローインで宗像がシュートこれが上のゴールバーにはじかれ右に流れたところを陽ノ下がフリーで飛び込むがシュートを右にそらしてチャンスを逃してしまう。
26分 スプリングサンズ 自陣左サイドで陽ノ下のドリブルを早乙女が倒してイエロー。
44分 Woody BELL'Z 中央の藤崎から前へスルーパス。これを穂刈がフリーで飛び出し、ペナルティエリア内に入る。GKと1対1でも冷静にゴール左にけり込む。
最後に隙をつかれてだめ押し点でこれで勝負あり、ロスタイムは4分ほどあったが、双方チャンスは作れず試合終了。
(スプリングサンズ)
「これだけ打って入らなければ勝てるわけがない」というサポーターの声が聞こえそうだった。
後半は明らかにこちらのペースであり、1点でも入れば流れは違っていたが、それができず余裕で守られてしまった。
陽ノ下が踏ん張っていたものの、エース神戸にボールが回せなかったのが何よりも痛かった。

(Woody BELL'Z)
実力通りの勝ちっぷりだが、相手に助けられたか?
早乙女、神戸の「奇策」は結果としては「末吉」ぐらいか。
足を引っ張ったわけでもなければ、目立ってもいなかった。
「普通の起用法の方が楽に勝てたのでは?」というサポーターの声がでてきそうな感じかも。
中盤は相変わらず目立っていない、特に八重はどこにいたの?という感じがした。
それでも勝てたのは「藤沢−鞠川−(中盤はとばして)−穂刈」という強力なセンターラインが実力を発揮できたからだと思う。


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