第62話目次第64話
普通じゃない異常な生活。
しかし、それが毎日続けばそれが普通だと感じてしまう。

そして異常ではない生活を送るとそっちが異常だと思ってしまうのは、慣れというものだろう。

日曜日。
そんな一人の少女の一日が始まる。



ジリリリリリィ!ジリリリリィ!


「ふぁぁぁぁ……」

今日美帆と一緒にサーカスに出かける予定の美幸は目を覚ました。
目覚ましのベルを止め。ベッドから身を起こす。

「さ〜て、今日もがんばりますか……」

朝日を眺めながら、おもいっきり背伸びをする美幸。
そこで美幸は何かに気づく。

「あれ?そういえばなんか変なような……んっ?」

ふと美幸はさっき止めた目覚ましを見つめる。


「……め、目覚ましがなってるぅぅぅぅ!」

太陽の恵み、光の恵

第13部 サーカス少女編 その2

Written by B
「ど、どうして?いつもは目覚ましが鳴らないのに……」

いつもは目覚ましがなぜか鳴らないのだが、今日に限っては鳴った。
美幸は目覚ましを手に驚いていた。

「まあ、いいや。まずは寝癖を直さなきゃ……」

そういって、美幸は部屋にある三面鏡に向かう。
美幸はいつもロングヘアにひどい寝癖がついていて、直すのにかなりの時間を掛けている。
ところが……


「ね、寝癖がついてなぁぁぁぁい!」


若干乱れてはいるものの、ひどい寝癖はまったくついていなかった。

「お、おかしい……今日の美幸は絶対におかしい……」

いつもと違う朝に美幸は不安を隠せなかった。



美幸の普通じゃない出来事はまだ続く。

髪を整え、歯を磨こうと洗面台に行くと、


「は、歯磨き粉が切れてないぃぃぃぃ!」


美幸は、普通に歯磨き粉が出ているのに恐怖すら感じていた。

「どうして?こういうときは絶対に切れているはずなのに……」



朝食にトーストを食べようとしたときも、


「と、トーストが焦げてないぃぃぃぃ!」


2回に1回は焦げていたトーストが今日に限って全部うまく焼けた。

(今日の美幸はおかしい、絶対におかしいよ〜)

美幸は恐怖のあまり、美味しいはずのトーストの味を感じていなかった。



出かけ前にトイレで用を足そうとしたときも事件が起きた。

ジャァァァァァ……


「うわぁぁ!水が流れてるぅ!」


何のことはない、普通にトイレの水が流れただけ。
しかし今の美幸にとっては恐怖の出来事でしかない。

(今まで何もない日は絶対に水が流れないのに……)

美幸の不安はますます募る



不安だが約束なので出かけないわけにもいかず、身支度を整え玄関に行くと、


「く、靴が……りょ、両方揃ってるぅぅぅぅ!」


いつもはなぜか靴が片方しかなく、探すのに一苦労なのだが今日はなにも苦労しなかった。

「このままだと、美幸にとんでもない不幸が起きる……」



美帆との約束の場所である商店街へ向かう美幸。
その足取りは重い。

「は〜あ、きっと美幸は飛んでもない車にはねられるんだ……」

「どんなだろうなぁ、黒塗りのベンツとか霊柩車とかバキュームカーとかだろうな……」

「あ〜あ、今日の美幸は不幸だ〜……あれっ?」

ふと何かに気が付いた美幸。
不安を募らせながら、ゆっくりと振り返る美幸。
美幸は何かに気が付いた。


「ひ、ひ、ひ、ひぃぃぃ!み、水溜まりにはまってないぃぃぃ!」




商店街。
美幸にサーカスに誘われた美帆は一足早く到着して待っていた。
美帆だけではなかった。真帆が一緒にいた。
昨日美帆が真帆にサーカスに行くことを話したら、真帆が一緒に行くと言い出したのだ。

「美幸ちゃん、まだですね」
「でもいつもの事じゃないの?姉さん」
「まあ、そうですけどね」

美幸になにかあって遅れるのはもう分かり切っているので、美帆も真帆も別に気にしていない。
それどころか美幸の遅れを計算して待ち合わせをする事もある。

「いつも美幸ちゃんどのくらい遅れるの?」
「そうですね、大体30分ぐらい……ああっ!」
「どうしたの?」

「み、み、美幸ちゃんが来てる!まだ時間前なのに!」
「えっ?えっ?あっ本当だ!」

二人の視線の先には、独特な髪型、独特な衣装の美幸が歩いていた。
しかし何か様子がおかしい。

「姉さん。美幸ちゃん、なんか変じゃない?」
「そうですね、なにか暗いですね」
「足取りも重いし、なにかあったのかなぁ?」



そんな心配をしている間に美幸が到着した。
美幸は元気なんてものはどこもなく、顔も少し青いようだ。

「あ、美帆ぴょんに真帆ぴょん……」
「美幸ちゃん、どうしたんですか?」


「……うわあ〜〜〜ん!」


突然美幸が泣き出した。
びっくりする美帆と真帆。

「美幸ちゃんどうしたの?」

「美帆ぴょん、短い人生だったけど美幸は楽しかったよ……」

「はぁ?」

美幸は美帆と真帆の手を取り、いきなりお別れの挨拶をし始めた。

「真帆ぴょん、来年の命日にはケーキをお供えして……」
「へっ?」

美幸の表情からして本気で言っているらしい。

「あぁ〜、お父さんお母さん、先立つ不幸な美幸の不孝をお許し下さい……」
「ちょっと美幸ちゃん!なに言ってるの!」

美幸のあまりに異常な言動にただならないものを感じた美帆と真帆。



とにかく美幸をなだめて、事情を聞こうとする。

「どうしたのよ!何か悪いことが起こったの?」
「ヒック、ヒック……あ、あのね……」
「うん……」

美幸は涙ながらに事情を話し始めた。

「今日、ここ来るまでにね……」
「う、うん……」


「何にも事故らなかったの!」


美帆と真帆はもっととんでもない事態を想像していただけに、
少し呆れてしまった。

「はぁ?事故らなかったって……いいことじゃないの!」
「それだけじゃないの〜」

「それだけじゃないって?」
「あのね……」

美幸は朝起きてからの事件を詳細に話し始めた。
最初は真剣に聞いていた美帆と真帆も話が進んでいくうちに脱力してしまう。



「とにかく絶対におかしいよ〜!」
「……」

「そのうち何かとんでもないことが起きて、美幸、死んじゃうんだよ〜、きっと〜!」
「……」

真剣に悩む美幸とは反対に、美帆と真帆は完全に脱力してしまった

「ね、姉さん……」
「これって……」
「普通のことじゃないの……」
「そうですよね……」
「でも、美幸ちゃんだからね……」
「納得します……」

美幸にとって、なにもなかったという事は超常現象に近い物になってしまっていたのだ。
超常現象が連続で起こればさすがに不安になるのも仕方がないかもしれない。



とはいえ、美幸が真剣に悩んでいる以上、放っておく訳にはいかない。
美帆と真帆は美幸を慰める事にする。

「美幸ちゃん、きっと今日は神様が事故がなかったようにしてくれたんですよ」
「美帆ぴょん、でも……」

「神様のプレゼント、っていうヤツじゃないの?」
「真帆ぴょん……」

「そうですよ、神様のプレゼントですよね、妖精さん♪」
「うん……そうかもね。うんうん!そうだよ!そうだよね!」

「きっとそうよ、美幸ちゃん」
「うん、わかった!ありがと〜!」

美幸が元の元気な美幸に戻って、美帆と真帆は安心していた。



ここで美幸は約束していない真帆がいることにようやく気が付いた。

「あれ?そういえば真帆ぴょんは?」
「うん、姉さんと美幸ちゃんと一緒に行こうと思って」

「でも券は二人分だけど……」
「私は自分で当日券を買うから」

「じゃあ、美幸が券を買うから真帆ぴょんは招待券使ってよ〜」
「それはダメだよ。私は勝手について来ただけだから」
「でも〜」

美幸と真帆は自分がお金を払うということで軽い言い争いになってしまった。
結局、真帆の当日券は3人で割り勘でということで交渉が成立した。



そして3人はサーカス会場に到着。
日曜日の午前中ということもあり、かなりの家族連れが来ていた。
その中に公二、光、恵の3人がいるのを美幸が見つけた。
さっそく声を掛けてみる。

「お〜い!ひかり〜ん!」
「あっ、美幸ちゃん」
「あれ、美帆さんに真帆さんも一緒なんだ」
「わ〜い、みゆきおねえちゃんにミホおねえちゃんにマホおねえちゃん!」

3人は受付に並んでいる公二、光、恵のところに走っていく。

「恵ちゃん、元気でしたか?」
「うん!」

「子供は元気がいちばんだからね!」
「うん、げんきげんき!」

まだ開演時間までかなり会ったのでいろいろ話をしていたが、

(ひかりん、幸せそうだなぁ……)
(学校で何でも見ましたが、外で会うと新鮮に見えます……)
(3人お揃いの服着ちゃって。あ〜あ、羨ましいなぁ〜)

やっぱり3人を見て羨ましく思っていた美幸達だった。



そしてサーカスが開演した。

サーカスの内容は特別なものというのはあまりない。
サーカスと聞いて一般人が思い浮かべるものばかり。
ライオンの火の輪くぐり、象の球乗り、馬の曲芸。
動物と団員の華麗なショーが続く。

そして休憩時間。
客席でジュースを飲みながら歓談していた。

「サーカスっておもしろいですね」
「そうだね〜」
「私、サーカスって初めてだけど。思った以上におもしろいね」
「えっ、真帆ぴょんってサーカス初めてだったの?」
「うん、姉さんもでしょ?」
「そうですね、サーカスが最近毎年来ているのは知っていたのですが、見るのは初めてです」
「へぇ〜、美幸もなんだけどね〜」

(そういえば、すみれちゃん出てないなぁ〜。どうしてんだろ〜)

美幸は美帆と真帆と話ながら今日まだ見ていないすみれのことを考えていた。



サーカスの後半が始まった。

動物たちがかわいげな仕草で和ませたかと思うと、
ピエロのおかしな仕草が観客を笑わせる。
動物たちが器用に曲芸をこなして客席を湧かせると、
団員も負けずにアクロバチックなパフォーマンスを見せる。

最近、隆盛を極めるテーマパークとは違ったほのぼのとした雰囲気があった。
団員と観客が一体となる雰囲気が美幸はとても気に入った。

「サーカスってこんなに感動するんだ……」

美幸は朝の騒動もすっかり忘れて感動していた。



サーカスもいよいよ最後の演目に入ったようだ。

「いよいよ本日のメーンイベント。我がサーカス団のアイドルすみれちゃんの空中ブランコです!」

客席から一斉に完成が湧きあがる。

サーカスの空中ブランコ。
たいていの人が聞いただけでわくわくしてしまう響き。

「いよいよ空中ブランコですね」
「やっぱり、サーカスならこれがなくっちゃね!」
「妖精さんも楽しみですよね♪」
「姉さん!妖精さんとじゃなくて私と話してよ!」
「美幸ちゃんも楽しみでしょ?」
「うん!とっても楽しみ〜」

(すみれちゃん、空中ブランコやるんだ……大丈夫かなぁ〜)

すみれちゃんはどこで登場するんだろう?と思っていたのだが。
まさかメインイベントだとは思ってもいなかった。



そしてサーカステントの遙か上の方にスポットライトが当たる。
そこにはすみれとデイジーが立っていた。
下にいる観客に向けて手を振っていた。

「ええっ、あんな上でやるんですか?」
「かなり危ないんじゃ……」
「大丈夫かなぁ……」

これを商売にしているとわかってはいるものの、やはり心配になる3人。



デイジーがすみれから離れる。
すみれが真剣な表情でブランコに捕まる。
反対側のブランコが揺れ始める。

すみれが高台から離れる。
すみれが捕まったブランコが大きく揺れ始める。
反対側の誰もいないブランコも大きく揺れる。

すみれはタイミングを見計らう。
いつの間にか、ドラムロールが鳴り響く。

空中を見つめ息を呑む観客。

すみれがブランコのバーから離れる。


すみれが宙を舞う。

飛んでいるのではない。舞っていた。


そしてすみれは反対側のブランコのバーに捕まる。
そして高台に乗るとすぐに向きを反対にして高台から離れる。

今度は体を一回転させて、反対のバーに捕まる。

そして何事もなかったかのように高台にもどる。

それまで演技にみとれていた観衆は演技が終わったことに気づく。
そして目が覚めるような歓声。
嵐のような拍手。
その拍手は一人の少女へと向けられていた。

すみれはデイジーと共にその歓声と拍手に応えていた。



美幸、美帆、真帆もその演技に感動していた。

「すっご〜い!びっくりしちゃった!」
「素晴らしいですね。感動しました!」
「美幸も感動した〜!」

(すみれちゃん、すごいんだなぁ……)

これはここにいる観衆全員がおなじ気持ちであろう。

こうして感動でいっぱいの中、サーカスは終了した。



サーカスのテントから出た3人は満足感でいっぱいだった。

「楽しかった!」
「本当ですね」
「うん!そうだよね。美帆ぴょん誘ってよかった〜!」
「私も姉さんについてきてよかった〜」

時刻は12時ちょうど。
そろそろお昼時である。

「ねぇねぇ、一緒に御飯でも食べない?」

真帆が美帆と美幸に誘いを掛けた。

「そうですね、一緒に行きませんか?」
「う〜ん……」
(一緒に行きたいけど……)

二人の誘いはとても嬉しいのだが、美幸には絶対にしたいことがあった。

「ごめんね、美幸、今日はちょっと用事があるんだ……」
「そっか、残念だけど今度一緒に行こうね」
「うん、ごめんね……」

「じゃあ、私たちはこれで……」
「うん、じゃあね〜」
「じゃあ、バイバ〜イ」

美帆と真帆は美幸とここで別れた。
美幸はその場で美帆と真帆を見送った。

「で、真帆はどこで食べたいんですか?」
「あのね、駅の近くにイタリア料理の店があって、一度行ってみたかったんだ〜」
「いいですね。そこにしましょう」
「やった〜!」

その日の美帆と真帆は一緒にお昼を食べた後、ショッピング街で買い物をして過ごしたそうだ。



一方、美幸はというと、

「あ〜あ、行っちゃった……しょうがないか、すみれちゃんに会いに行こう」

美幸が一緒に行かなかった訳。
それはすみれちゃんに会いたかったからだ。

美幸はサーカスのテントの裏に回って、楽屋らしきところを探して入る。

「すいませ〜ん、失礼しま〜す……」

しかし楽屋には誰もいないようだ。



「いないな〜、すみれちゃん、どこかな〜?誰かに聞こうかな?」

そう思っていたら、人影が見えたのでとにかく声を掛けることにした。

「すみません。あの〜……」
「あっ、美幸さん!」
「あっ、すみれちゃん!」
「キキーッ!」
「あっ!デイジーも!」

その人影はすみれだった。
まだサーカスの衣装のままだった。
すみれは思わぬ訪問者に驚き半分喜び半分だった。

「見に来てくれたんですね?ありがとうございます」
「お礼を言うのは美幸のほうだよ〜……それにしても、すごかったね。びっくりしたよ〜」
「そんな、私はまだまだ未熟です。もっと頑張らなくっちゃ」
「へぇ〜、すごいなぁ〜」



「すみれ、お友達かね?」
「あっ、パパ」

話をしていると、すみれの背後から年配の男性の声が聞こえてきた。

(パパ?あ、確か団長さんだって言ってた……)

すみれの背後に現れたのは、髭を生やした細身の男性。
さっきのサーカスで何度も見たサーカスの団長だった。

「ほら、パパ、前に話した、いたずらしたデイジーに優しくしてくれた……」
「ああ、あなたでしたか?これはご紹介遅れましてすみれの父です。今日はわざわざありがとうございます」
「いえ、こちらこそ、とっても楽しかったです」

丁寧な挨拶に美幸もお辞儀して丁寧に挨拶を返す。



「あれ、そう言えば、一人ですか?確かペアチケットを……」
「う〜ん……友達は用があるって先に帰ったんだぁ〜……」
「そうですか……」
(う〜ん、すみれちゃんに変な心配かけさせちゃったかな〜)

美幸はすみれが自分のせいで美幸を一人だけにしたと思っているのではないかと心配した。
そんな美幸にすみれのパパがお願いをしだした。

「お一人ですか……そうだ!いきなりで恐縮ですが、すみれと遊んでやっていただけませんか?」
「パパ、そんな急にご迷惑よ」

おどろいて父の方を向くすみれ。

「ああ、でもせっかく今日は昼公演だけなのに、どこにも行けないのは可哀想だし、そうは言っても見知らぬ街に一人では……」
「私、平気よ。ブランコの練習するし」
「……」

美幸は考えた。
折角知り合えたのに、このまま別れるのはもったいない。

(そうだ!)

それに、もっとすみれちゃんと親しくなりたいと思っていた。

「あの〜……美幸で良かったら、一緒に遊びに行きますよ〜。どうせ暇だから〜」



「えっ、本当にいいんですか?」

すみれは驚いた。
まさかそんなことを言ってくれるとは思わなかったからであろう。

「うん、もちろんだよ!すみれちゃんの行きたい所に連れてくよ〜」
「ああ、ありがたい、是非そうしてやってください。良かったな、すみれ、いいお友達が出来て」
「うん。ありがとう、美幸さん」

すみれは満面笑顔になっていた。

「いいっていいって〜、で、すみれちゃんはどこに行きたいの〜?」
「実は私、遊園地に行ってみたいんですけど……」
「うん、いいよ〜。じゃあ美幸はここで待ってるから準備してね〜」
「はい!」

すみれはとびっきりの笑顔を見せて楽屋から離れていった。



楽屋にはすみれの父と美幸だけしかいない。

「何と言ってお礼を言ったらいいか……」
「お礼なんていいですよ〜」

すみれの父がぽつりぽつりと話し出す。

「サーカス団という因果な家業に就いていますのであの子には苦労をかけっぱなしで……」
「そっかぁ……」

「旅から旅で友達も出来ず、いつも、一人で寂しそうにしてましたもので」
「……」

「あなたに出会ってから毎日『本当に来てくれるかな』と心待ちにしておりました」
「そうだったんだ……」

美幸は驚いた。
まさかそこまで自分が来てくれることを楽しみにしていたなんて。

(そうかぁ〜、すみれちゃん、寂しかったんだ。パパも団員さんも忙しいそうだしね……)
(よし、今日はすみれちゃんをウンと楽しませるぞ〜!)
To be continued
後書き 兼 言い訳
すみれちゃんがサーカスで活躍する話です。

あれ?う〜ん?どうしてだろう?
いつの間にか美幸の比重が高い(汗

サーカスの場面がメインだった予定でしたが、なぜか美幸がメインになってました(汗

美幸のなんでもない朝。
ところが、美幸にとっては天変地異が起こるぐらいの事件だったのでしょう(笑)

あのイベントの美幸視点の話ってあまり見ないなぁと思って書いてみました。

公二、光、恵の親子。結局出しちゃいました(汗
でもあれっきりなんですけど(汗
ああいう、ちょい役で登場するのも悪くないでしょ(汗

次回はもう第13部最終回(汗
もちろん美幸とすみれの遊園地でのお話です。
やっぱり、ほとんど本編に忠実だと思います(汗
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