第67話目次第69話
新婚旅行3日目
時刻は朝の9時。

「起きなさい!」

「ん〜……」
「ん〜……」

公二と光は聞き慣れた声で起こされる。



「こら!馬鹿夫婦!いい加減に起きなさい!」

「ふぁ〜あ……って、えっ……」
「ふぁ〜あ……えっ……」



目を覚ました二人の頭上には琴子が腕組みをして立っていた。

「えっ?なんで……」
「だって、まだ朝……」
「とにかく起きなさい!」

琴子はなぜか怒っている。
殺気を感じた二人は渋々起きることにする。

「だから朝早く来るのはやめようって言ったんだよ」
「こうなるのがわかってたんじゃないのか?」
「私も、たぶんこうじゃないかと思ってたんだけどねぇ〜」
「あら?真帆はかなり期待していたように見えましたけど」
「うげっ……わかってたの……」

琴子の後ろには公二と光が招待した友達が並んでいた。

太陽の恵み、光の恵

第14部 春休み温泉編 その4

Written by B
旅行をすることが決まって、二人が計画したこと。
それは「友達を旅行に招待する」ことだった。

理由は2つ。
一つは改めてこの1年間の感謝の気持ちとして。
もう一つは、友達と一緒にわいわいがやがや楽しみたかったから。

さすがに新婚旅行を満喫したかったので1泊2日しか招待しなかった。
それでも費用は全て公二と光が払うという大盤振る舞いだった。



公二と光は本当に親しい友達に誘いの電話を掛けたが、
そこは春休み、各人スケジュールが詰まっている。
誘いの電話も1週間前なので急に予定は開けられない。

「ごめんね、今レギュラーを決める大事な時期だから……」
「いいよ、花桜梨さん。レギュラー取れるといいね」
「うん、頑張る……」

花桜梨、部活に集中したいらしい。
一度諦めたバレーがもう一度できるのだから、花桜梨の気持ちがよくわかる公二だった。



「う〜ん、美幸も団体戦のメンバーに入りたいからねぇ〜。ごめん、ちょっと無理だなぁ〜」
「しょうがないね、頑張ってよ、美幸ちゃん」
「うん!じゃあ今度誘ってねぇ〜」

美幸の実力ではメンバー入りは厳しいみたいだが、それでも頑張って挑戦するつもりらしい。



「えぇ〜!ちょうど野球部でセンバツを見に行くの〜!」
「そうなんだ……残念だねぇ……」

「折角、公ちゃんと混よ「楓子ちゃん……何か?」」
「いいえ……何でもありません……」

楓子は予定が重なっていて本当に残念がっていた。



「あ〜、ボクは介護施設での泊まりがけのバイトがあるんだ〜」
「じゃあ無理だね……ごめんね」
「いいよいいよ、じゃあおみやげ期待してるね♪」

茜は相変わらずバイトが忙しそうだ。



「う〜ん、あたしは温泉よりゲーセンがいいからパス!」
「???」
「まあちょっと用事があるんだ。だから遠慮しとくわ」
「じゃあ、おみやげ買ってくるよ」
「おみやげはうめぇ温泉饅頭でいいからな!」

公二も光もさすがに怪しいとは思ったのだが、とにかくほむらの言葉を信じることにした。

結局予定が空いていたのは、匠、純一郎、琴子、美帆、真帆の5人。



それで今日の午前中に旅館に来て一緒に温泉巡りをするスケジュールだったのだが、
なぜか朝早くに来ていた。
事前に旅館に事情を説明してあるので、早朝でも部屋に入れるようにはしていたが、まさかこんなに早くとは。

「折角のご招待だから早くきたのに……あの寝顔は何なのよ!」

朝の騒動はこの琴子のこの一言にすべて凝縮されている。

「あ、あのぅ……」
「どういうことなんでしょうか?……」

別に昨晩は何もしてないので、事情がさっぱりわからない二人は恐る恐る聞いてみる。

「普通は一枚の布団で男と女が乱れた浴衣姿で抱き合って眠っているものよ」
「へっ?」

「夜、温泉旅館、浴衣、布団、夫婦二人きり……こんな和の雰囲気でなぜ盛り上がらないのよ!」
「そんなこと言われても……こっちにも色々あるし……」

「なのに、あの幸せそうな寝顔はなんなのよ!あれは新婚夫婦の表情じゃないわよ!」

はっきりいって言ってることが滅茶苦茶である。
よほど二人の寝顔が幸せそうだったので、思いっきり嫉妬してしまったのだろう。
何もしてないのにあまりに幸せな寝顔に逆ギレしてしまったのかもしれない。



とにかく、これだけのために琴子に無理矢理朝早くに連れて来られた匠達はいい迷惑である。

「琴子さんったら、強引に電話してきて早めに出かけさせたのです……」
「俺たちはやめようっていったけど、聞かなくて……」
「で、来てみたらこの怒りようだろ」
「琴子さん実は期待してたんじゃないの?」
「期待してません!」

それを聞いていた公二と光は呆れていた。

(琴子は半分期待してたね……)
(たぶんそうだな……)
(琴子って素直じゃないんだから……)

(俺たちそんなに毎晩してるように見えたか?)
(う〜ん、でも試験後あれだけやっちゃったからね……)
(自業自得か……)

結局遠因は自分たちにあるので、仕方ないという感じだった。



未だに怒っている様子の琴子を匠達がなだめる。

「そんなことはもういいから、朝御飯食べて温泉に行こうよ」
「そうね……仕方ないわね……」
「そもそもこっちが目的だろ?」

ようやく琴子の怒りも収まったようだ。

「俺たちは行きの電車で食べてきたから、二人は早く食べてきなよ」
「わかった、じゃあ早速行くね」
「まだ、泊まる部屋は午後にならないと空いてないから荷物はここに置いていいよ」

公二と光は朝食を食べに部屋を出た。



部屋には琴子達が残っていた。
荷物を置いて、しばしくつろぐ。
全員が部屋の隅々まで眺めていた。

「しかし、綺麗な部屋ねぇ」
「琴子さんから見てどうですか?」
「あの二人なかなかのセンスじゃない。こんないい雰囲気の旅館を選ぶなんて」
「水無月さんのお墨付きなら間違いないな」

琴子はこの旅館の雰囲気がとても気に入ったようだ。

「しかし、あいつらも大盤振る舞いだよな」
「そうだよね、『全額自分たちが持つから来てよ』ってびっくりしちゃった」
「それだけしてくれるんだから俺たちも嬉しいよ」
「折角招待してくれたんだから、思いっきり楽しまないとね」
「そうですよね」

しばらくして公二と光が戻ってきたので、さっそく出かけることとする。



「じゃあ、光。夕方部屋で待ち合わせな」
「うん、わかった」

今日は2グループに分かれての温泉巡り。
公二、匠、純一郎の男子のグループ。
光、琴子、美帆、真帆の女子のグループである。
それぞれ、男湯、女湯別々の温泉を回ることにしている。

まあお湯にゆっくり浸かりながら、ゆっくり話をしようという予定である。



ということで、早速男子グループが一つ目の温泉に入る。
一つ目は大きめの露天風呂。
湯船からは山の雄大な姿を見ることが出来る。
周りは竹の策で囲まれ、雰囲気を落ち着かせることが出来る。
お湯の周りは石がひかれており、まさに自然のお風呂である。

「いやあ、温泉っていうのもいいもんだなぁ」
「本当だ。なかなかこういう機会ってないからな」
「温泉行くなら別の場所に遊びにいくからな」

匠と純一郎はめったに来ない温泉に満足しているようだ。

「それにみんなで行く事なんてめったにないからな」
「確かにな、こういう機会を作ってくれた公二には感謝してるよ」
「そんなに感謝されるようなことはしてないよ」

やはり友達と一緒に行く旅行は楽しいものである。



お風呂でのつき合いを裸のつき合いともいう。
身構えることもなく、自然につきあえることもあるが。
体だけでなく心も裸にできるからなのかもしれない。

話は自然に学校ではなかなか話さない内容になる。

「しかし、公二の体って筋肉質だな」
「まあ、毎日バイトで肉体労働が多いから自然に筋肉もつくよ」
「でも、怪我していたからかなり筋肉が落ちたんじゃないのか?」
「確かにそうなんだよ。だから今は肉体労働のバイトを多めに入れてるよ」
「へぇ〜」

公二は自分の肉体を褒められてちょっと嬉しい気分。
それならと他の二人を肉体を眺めてみてふと気が付いた。

「匠、お前も意外に筋肉質なんだな」
「えっ、俺はそれほどでも……」

匠は公二や純一郎にくらべて身長が20cm以上も低い。
ともすれば女の子よりも小さいかもしれない。
しかし、その割には匠の上半身は筋肉質に見える。
中性的なイメージがある匠にしては意外だった。

「へぇ〜、やっぱり気にしてたんだ」
「ば、馬鹿!純、そ、それだけは言うな!」

純一郎のなにやら訳ありな言葉に、匠が過剰に反応する。



ここまで大げさに反応するとかえって聞きたくなるもの。

「純、匠はなにを気にしてたんだ?」
「ああ、去年の始めに水無月さんに『体力のない男はもてないわよ』って言われたんだよ、こいつ」
「や、やめろよ……」

純一郎の言葉に匠の声がみるみる小さくなってしまう。

「あのときかなりショックだったみたいだったから、どうしてるかなとは思ってたけど……」
「結構気にしてたわけだ……」
「………」

匠は柄にもなく顔をうつむいてしまった。
そしてぽつりぽつりと白状し始めた。

「いやさぁ……あのときかなりショックでさ……俺、男としてダメなのかなって」
「いくら何でもそこまで考えることはないだろ……」

「俺もそう思うけど、自分でも意外なほどショックだったんだよ」
「匠って意外に繊細だったんだな……」
「俺も知らなかった……」

「俺だって図太いとは思わなかったけど、これだけ衝撃をうけるなんて……」

公二と純一郎は匠の意外な一面を見た気がした。



「で、体力つけるために何かしたのか?」
「ああ、夜ランニングやったり、家で腕立てや腹筋をやったり、今でもやってるよ」
「えっ、そうなのか?全然気が付かなかった……」
「影でこっそりやっていたからね」
「そんなに知られるのがいやなのか?」
「ああ、モテるために必死に頑張ってるなんて恥ずかしいからさ……」

当然という口調で話す匠。

(別に努力しているのが悪いとは思えないけどな……)
(まあ匠らしいといえば匠らしいが……)

それだけ努力しているなら、わざわざスマートに見せなくてもモテるのでは?
と公二も純一郎も思っていたのだが、あえて言わなかった。



3人は別の温泉に入っている。
屋内のごく普通の温泉だが、明治時代からある温泉らしい。
壁はレンガづくりで、昔の西洋風というイメージのお風呂である。

「いやあ、体が軽くなるねぇ〜」
「俺も昨日まで部活で疲れてたから助かるよ」
「俺は疲れてないけど、なんかパワーがつきそうな感じがするな」

ここは筋肉疲労に効果があるとのこと。
筋トレを毎日やっている匠に配慮して選んでみた。

「ところで、それだけ筋トレやって、好きな人にアタックしたのかよ」
「え、え、ええっ!」

突然意外なことを言われたかのようなリアクションをする匠。
そんな匠に公二も純一郎もすこし驚く。

「モテるためにやってるんだろ?それならアタックしてもいいんじゃないのか?」
「い、いや、そんなこと……」

「匠ならデートぐらい軽く誘えるんじゃないのか?」
「だ、だってさ……」

「それともなにかあるのか?」
「で、でも、恥ずかしいからさ……」

またもや声が小さくなってしまった匠。

(匠が顔を真っ赤にするなんて、柄じゃないな……)
(もしかして、本気なのか?……)

匠は顔を真っ赤にしてうつむいている。
初めて顔が真っ赤な匠をみてまた驚く。



しかし公二と純一郎の追求は収まらない。

「ところでお前の好きな人って誰なんだ?」
「えっ?」

とうとう公二が核心をついてきた。

「せっかくだから教えてよ」
「俺も聞いてみたいな、匠の好きな人」

公二も純一郎もここぞとばかりに匠に突き詰める。

「そんなの、言えるわけないだろ……」
「でもどうせばれるだろ?だったらいいじゃないか?」

「そんな、おまえら、ただ知りたいだけだろ……」
「なんだよ、俺たちの情報はさんざ聞いておいて、自分の情報は非公開なのかよ」

「………」
「大丈夫だって、誰にも言わないからさ」

最後は優しく話して、匠に白状させようとする。
そんな二人に匠が逆に問いつめる。

「……じゃあ、お前達も答えろよ」

「?」
「?」



5分後
純一郎と公二の顔が真っ赤になっていた。
息も若干荒い。

「はぁはぁ……さあ言ったぞ……俺が気になっている人の名前」
「はぁはぁ……お、俺だって言ったぞ……光へのプロポーズの言葉」

匠は二人に質問を仕返したのだが、二人は顔を真っ赤にしながらも答えた。
聞く以上こちらもそれなりのものを返さないといけないと思って、恥ずかしいながらも答えた。

「匠、約束だぞ」
「教えてくれるよな?」

「わかったよ!言うよ!」

匠はとうとう観念したようだ。

「お、俺が今好きな人はな……」

「うんうん……」
「ふむふむ……」





「……だよ」





匠の顔は茹で蛸のように真っ赤っかになってしまった。

「そうだったんだ……」
「気が付かなかった……」
「しょうがないだろ!好きになっちゃったんだから!」

匠は半ばやけくそ気味になっていた。
さすがにこれ以上突っ込むのもかわいそうになってきたので、この話題は打ち切ることにした。



お風呂の場所を変え、話題も変えることにする。

「ところで、今なにか夢なんて持ってる?」
「えっ?」
「いや、まあちょっと聞いてみたくてな」

匠と純一郎は腕を組んで考えてみる。

「そうだなぁ、俺はずっと剣道を続けたいってぐらいしか持ってないなぁ」
「俺も将来どうなりたいっていうのはないな」

「そっか……」

公二は二人の言葉を聞いて、ほっとした表情をしていた。
匠はそんな公二の表情をみてすこし疑問を感じた。

「なんだよ、その安心した表情は?」
「いやさぁ、俺だけ夢を持ってないのかなぁ……って不安だったから」

公二の答えは匠にとって意外だったようだ。
そんなに夢がないのを気にしているとは思わなかったみたいだ。

「えっ、公二は夢はないのか?」
「いや、もうかなえちゃったんだよ……」

「それって……」
「光の側にずっといたい……子供の頃の幼い夢だけどな」
「そうだったんだ……」

「でも、これからどうしようって考えたとき……俺たちに目標がないんだよ」
「………」

穏やかながらも真剣な眼差しで語る公二。
そんな公二の話に集中してしまう匠と純一郎だった。

「恵がいるから今はいいけど、そればっかりじゃあダメだなって思ってさぁ……」
「………」

「高校生活の中で新たな夢を見つけようって、昨日光と話し合ったんだよ」
「なるほどな……」

(公二はそこまで考えてるんだ……)
(やっぱり俺たちと違うなぁ……)

匠と純一郎は公二の語る姿が自分たちとは違う大人の表情を感じ取っていたのかもしれない。



「まあ、どちらにせよ、あと2年。俺たちは決断をしなくてはいけないんだよな」
「2年かぁ、まだまだ遙か先のような気がするな」
「いや、受験とか進路とかあるから1年半ぐらいじゃないのか?」

先は長いようで実は短い。
あと2年。
3人にとってこの時間の長さは把握できていない。

「そういえばそうだな……長いのかなぁ、短いのかなぁ?」
「まあ悔いのないようにやることが大切なんだよな」
「頑張って高校生活を満喫すれば自然に夢は見つかるような気がするけど」

3人がわかっていること。
それはこれからの2年間が人生にとって非常に重要であること。

「じゃあ、これから2年間、頑張りますか」
「そうだな、絶対に負けないからな」
「俺だって、頑張って高校生活をするからな!」

別に高校生活の質を競うわけではないが、他人には負けない悔いの残らない高校生活を送りたい。
折角親しい友達がいる。そんな友達と一緒に楽しく過ごしたい。

「勉強に、スポーツに、遊びに、恋愛に、悔いの無い高校生活を送って欲しい!」

ちょうど一年前、入学式での豪快な風貌のあの校長の祝辞が3人の胸の中で大きく響いていた。



心のつかえが取れた3人の話が弾む。

「ところで、純。おまえ部活休んで大丈夫だったのか?」
「まあ、レギュラーに入っているから2日ぐらい休んでも大丈夫だよ」

「やっぱりすごいなぁ」
「まあ、適度な休息もスポーツには大事だからね」

「へぇ、そうなんだ」
「適度な休息を挟まないと、筋肉が発達しないんだよ」



「ところで恵ちゃんは幼稚園とか入れないのか?」
「えっ?」

「いや、俺の近所でも結構いるから、公二達はどうかな?って」
「まあ、俺も光も幼稚園とか行ったことないからな。幼稚園ってよくわからないんだよ」
「なるほどな、それなら入れにくいよな」


「まあ光と相談だけど、もしかしたら入れるかもしれない、でも来年はないよ」
「子供は思いっきり遊んだ方がいいに決まってるからな」

「少なくとも小さい頃から勉強漬けだけにさせるつもりは、俺も光も毛頭ない」
「俺もそれには賛成だな」



「純、美人のお姉さん達とは仲良くしてるか?」
「ああ、それなりにやってるよ」

「昔みたいにからかわれてないのか?」
「俺も慣れたからね、だいぶはぐらかせるようになったよ」
「おおっ!それはすごい!」
「まだきついのはダメだけど、軽い下ネタぐらいなら対処できるよ」


「純、なんでそんなに進化したんだ?」

「何言ってるんだよ、お前や陽ノ下さんのせいだよ」
「えっ?俺?」

「そうだよ。学校であれだけいちゃいちゃされれば俺も慣れるってわけだよ」
「まあな、試験直後はひどかったからな……」
「………」

「ある意味、俺はあれでお礼を言わなければいけないのが辛いところだけどな」



「公二、来年もバイト漬けか?」
「まあ、そういうことになるかな」

「それじゃあもったいないよ。せっかくの高校生活なんだからさ」
「まあ、その代わりに学校行事には積極的に関わるつもりだよ」

「そうか、まあ放課後遊びに行きたければ俺がいいところ教えてやるからな」
「ああ、それはありがたい」

「公二は卒業したら就職だろ?夕方遊べるなんて今しかないんじゃないのか?」
「それは俺も光も十分承知だ。仕事も遊びも全力でやりたいからな」

「後悔だけはするなよ」
「ああ、わかってる」



時間があれば、じっくり話ができる。
話せば話すほど、相手のことがよくわかってくる。
それだけ親しくすることができる。

この温泉巡りで3人はお互いの事がわかるようになった。
それだけ親密になれたと言えるだろう。

来年は今年以上に楽しくなりそうだ。

今3人の頭の中はこんな感じなのかもしれない。
To be continued
後書き 兼 言い訳
新婚旅行3日目に突入です。
温泉での男同士の会話です。

65話で二人が計画したことは、「友達と温泉で騒ぎたい」というものでした。
もちろん一番の目的は新婚旅行なので、おまけ的なものになってますが。

しかし、この夫婦は大盤振る舞いです、こういうところで金を使って自分自身にはあまり使わないのがこの夫婦の特徴ですが。

とはいうものの、男同士の会話といってもたいした内容ではないですね(汗

まあ親密な話をしている様子がわかっていただければそれでいいかと(汗

次回は新婚旅行3日目のつづき。こんどは女湯です。そしてあの真相が・・・
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